自律神経失調症体験談B
車中での恐怖の時間
車を運転し始めて5分足らずのことでしょうか・・・
まず感じたのは妙な動悸を感じました。運転しながら、何か胸騒ぎのするような落ち着かない感じがし始めたのです。
その時は、なんでもないちょっと疲れが出てきてるのかな?程度の気持ちでした。そんな気分が徐々にあせりに変わってくるのに数分を要しなかったと思います。このころになると、早くうちに帰らなくては・・・そんな得体の知れない焦りが心の中を支配していました。運転する手にも汗がにじんでいましたが、無事家に帰り着くことへの自身はあった状態だと思います。
次に襲ってきたのは、手の妙な痺れでした。両手の先から段々と痺れを感じ始めたのです。このときは焦りを通り越して恐怖が頭を支配していました。「何なんだ・・・これは?」
それでも早く家に帰りたい一心で、車のスピードメーターは更にあがっていきます。
さらに進むにつれて、手先の痺れは徐々に広がり手首から腕へ、ついには頭までがしびれ始めました。
初めて救急車を呼んだ日
「やばいっ・・・頭の血管が詰まったのか!」
痺れが広がり頭に達する頃には、脳梗塞になってしまったんだと思いました。そして自分は死ぬかもしれない・・・そんな恐怖にいても立ってもいられない焦燥感にかられました。
そして次に襲ってきたのは、激しい息切れでした。「もう死んでしまう・・・」
そう感じた瞬間、大きな国道を走行中にもかかわらず、突然車を停車させてしまいました。そして遠のいていく意識の中で、携帯電話を取り出し「119」をプッシュしました。
「もしもし、頭が突然しびれ出して、呼吸ができません・・・」
救急車が到着するまで十数分を要しなかったと思いますが、このときの恐怖は底知れないものでした。死ぬことへの恐怖とイコールであったことは間違いがありません・・
異常に長く感じる時間の中で、救急車のサイレンの音が遠くから聞こえてきました・・・

