自律神経失調症と関連深いパニック障害はどのようにして発病するのでしょうか?その原因を探ります。
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パニック障害の原因

自律神経失調症とパニック障害パニック障害とは、人間ならだれでも持つ脳の警告が誤作動することにより発症するといわれています。

生物が危険と判断すると警告を発する役割のある脳中の青斑核を中心とするノルアドレナリン神経系が問題となります。

パニック障害では、このノルアドレナリン神経系が異常興奮をおこすことで、システムに誤作動が生じ、本当の危険に直面していないにもかかわらず、警報を発令します。

【広場恐怖】とは?
パニック発作を繰り返すことで、起きる「逃れられない状況を回避しようとする働き」のこと。
対象となる回避できない状況とは、電車や飛行機、歯科、美容室、レジを待っている時、道路渋滞など、一定時間拘束される対象となる場面(場所)である場合や、ショッピングモールなど人込みの中などが挙げられる。
「広場恐怖」の症状が強まると、家にこもりがちになったり、一人で外出できなくなることもある。

また、この青斑核ノルアドレナリン系の異常興奮は、恐怖・不安などの感情に関連する大脳辺縁系に達し、予期不安を生じると推察されています。

これらを原因とするパニック発作を繰り返し体験し、予期不安を経験すると、その恐怖を大脳皮質がそれを「学習」します。その結果、恐怖から逃れようとする「広場恐怖」が起こります。

また、このパニック障害は、二次的症状として、「うつ病」に至るケースが多数報告されています。パニック発作⇒予期不安 までが軽度のパニック障害と言えますが、パニック発作⇒予期不安⇒広場恐怖となると重度のパニック障害であるケースが多く、自然の経過として「うつ病」となる危険性があります。

パニック障害と食生活の乱れ

低血糖がパニック障害を誘発?
パニック障害の要因として食生活の乱れ・低血糖症を指摘する説があります。ジャンクフードや糖分の摂りすぎなどの食生活の乱れが、インシュリンを大量に分泌させ低血糖症を起こしパニック障害の要因となると考えられています。

パニック障害を誘発すると考えられるもの
以下のようなものがパニック発作を誘発することがあります。
・コーヒー(カフェインがノルアドレナリンを促す)
・アルコール(アルコールの抗不安作用のリバウンドなど)
・タバコ(ニコチンの抗不安作用のリバウンド)
・咳止め:エフェドリンや気管支拡張薬(ノルアドレナリンのレセプターを刺激)
・経口避妊薬(女性ホルモンが不安を喚起)
・低血糖(低血糖は不安を増強)
・過呼吸(二酸化炭素濃度上昇が過呼吸を引き起こす)
・疲労(疲労物質である乳酸との関連)
・睡眠不足
・ヒロポン、コカインなどの覚醒剤
・蛍光灯(フリッカー効果との関連) など

パニック障害の症状

パニック障害の第一弾の症状として挙げられるのが「パニック発作」です。
パニック発作とは強烈な恐怖感や不安感で、以下の症状のいくつかが突然に発現するものです。また、その症状が10分以内に頂点に達し、数十分以内に治まる症状のことです。
代表的な症例
 1.動悸、心悸亢進、心拍数増加、
 2.発汗
 3.身震い、ふるえ、
 4.息切れ感、息苦しさ、窒息感、
 5.胸痛、胸部不快感、
 6.嘔気、腹部の不快感
 7.めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、気が遠くなる感じ、
 8.現実感消失、離人症状
 9.コントロールを失うことに対する恐怖
10.気が狂うことに対する恐怖
11.死ぬことに対する恐怖
12.異常感覚
13.冷感、熱感

以上のような症状を突然に発症するのが「パニック発作」と呼ばれるものですが、症状が1回きりで、2度と発症しないケースもあります。これは単なる「パニック発作」であり「パニック障害」とは診断されません。

「パニック障害」と診断される場合とは、以上のような症状が1ヶ月以上継続した場合のことを言います。
※ほとんどの場合「予期不安」を伴い、症状が継続していきます。

さらに「パニック障害」は、「広場恐怖」を伴う場合と、伴わない場合によって区分されます。

「広場恐怖」を伴うパニック障害には、精神的な症状が多く発症するケースが多く、うつ病などへの移行に注意が必要だといえます。

また、お気づきの方も見えると思いますが、この症状の多くは「自律神経失調症」の症状に非常に似通っています。

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