自律神経失調症はリンパ球の比率をかえてしまうのか?免疫力の重要性が騒がれる今、自律神経失調症の影響とは・・・
自律神経失調症治療・改善
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自律神経失調症とリンパ球比率

自律神経失調症と免疫力は関係があるのでしょうか?

免疫力を司る『リンパ球』の数が自律神経失調症によって影響を受けてしまう可能性があります。

免疫力と自律神経失調症

自律神経失調症と免疫力

自律神経は、2種類の神経からなっています。昼間の神経と言われる交感神経と、夜の神経と言われる副交感神経がそれであり、生物にとって非常に重要な機能である、器官や内臓の働きを拮抗的に支配するという機能を持っています。

そしてこの機能は「自律神経システム」とよばれ、免疫システム、内分泌システムと共に、3つの生体防御システムの一つであるといえます。また、その中枢は脳の中心にある「視床下部」という場所に依存しています。

すなわち、自律神経失調症の症状は、各部位に多彩な症状が表面化します。しかしこれらの症状は器官や内臓事態の『機械的』な異常ではなく、単に『機能的』に異常であるため、器官や内臓そのものの検査では異常が認められません。

このことは前述の中枢機能を有する「視床下部」に異常をきたした結果であることが推測されます。すなわち、自律神経失調症とは『視床下部』になんらかのキズ(神経情報伝達のための電気的刺激の過多など)があると考えることができます。そのキズの回復を早めるには、治癒システムの正常化が不可欠であると考えられます。

これまで自律神経の影響を及ぼす範囲は器官や内臓だけだと考えられてきました。しかし「新しい免疫学の知見」においては、自律神経は血液、特に白血球のリンパ球、顆粒球比率にまで及んでいるというものです。

この知見によれば、昼の神経である交感神経緊張はリンパ球を減少させ(免疫システム機能低下)顆粒球を増加させ、夜の神経である副交感神経緊張はリンパ球を増加させ、顆粒球を減少させるというのです。

リンパ球と顆粒球とは?

いずれも血液に含まれる白血球の成分。
【リンパ球】
白血球のうち約25%ほどを占め、比較的小さく(6〜15μm)、細胞質の少ない白血球。抗体を使ってあらゆる異物に対して攻撃するほか、ウイルスなどの小さな異物に対しては、顆粒球ではなくリンパ球が中心となって対応する。B細胞(Bリンパ球)、T細胞(Tリンパ球)、NK細胞などの種類がある。体液性免疫、抗体産生に携わるのはB細胞で、細胞性免疫に携わるのはT細胞である。
【顆粒球】
白血球のうち約60%を占める。殺菌作用を持つ顆粒として存在する。ギムザ染色による染色のされ方の違いによって好中球、好酸球、好塩基球の3分類に分けられる。

白血球の各成分の正常値は、
マクロファージ 5%、顆粒球 60%、リンパ球 35%といわれます。

リンパ球は、体調により30〜45%の間で変化しますが、30%以下になると、体に何らかの異常が生じ、20%以下になると、組織障害や「進行がん」が発生します。更に10%を切ると「末期がん」状態となり、0になったときは死ということになります。

ストレスや過労状態により交感神経の緊張が続くと、顆粒球が正常範囲を超えます。これは相対的にリンパ球の比率を下げることにつながります。顆粒球は、正常値であれば細菌感染を防止したり、上皮再生を促したりする重要な機能がありますが、増加しすぎると全身の血流障害を引き起こすと同時に組織障害を引き起こし、潰瘍性大腸炎、胃潰瘍、関節炎などの自己免疫疾患や、顆粒球が死ぬ時に出す活性酸素で「がん」を引き起こす可能性を増加させます。

すなわち、自律神経失調症は内臓や器官そのものの機械的な障害ではなく、これら白血球成分の成分比率によってある程度把握できる可能性があるということです。

これらのことより自律神経失調症の治療にはリンパ球を増加させるような生活習慣へと改善することが非常に効果的ではないかと考えます。十分な睡眠(副交感神経を活性化する)や、ストレスをためない考え方を習得、発散するなどの方法を実践した方が、抗うつ剤の使用などより効果的ではないでしょうか・・・?

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