自律神経失調症は男性よりも女性に圧倒的に多いといわれます。その理由とは?
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女性に多い自律神経失調症

なぜ女性に自律神経失調症は多く発症するのでしょうか?

その理由は男性に少なくて女性に多い、「女性ホルモン」がどうやら影響しているようです。

女性ホルモンとは?

女性ホルモンとは、そのままなのですが女性的な体つきや考え方を強調させるホルモンのことをいいます。

女性ホルモンには、卵巣内の卵胞から分泌される「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と、卵巣の黄体から分泌される「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の二種類が存在します。また驚くことに女性が一生で生成されるホルモン量は、スプーン1杯程度だといわれます。非常に少量で作用するホルモンであることが伺えます。

○卵胞ホルモン(エストロゲン)
月経を起こす作用のほか、思春期に女性らしい体をつくる、動脈硬化を防ぐ、排卵前に精子が入りやすいように手助けする、骨にカルシウムを蓄えるなど女性の健康を守る作用を有する。

○黄体ホルモン(プロゲステロン)
妊娠・出産の準備をするためのホルモン

自律神経と女性ホルモンの関係

自律神経の働きをコントロールする箇所が大脳の視床下部と呼ばれる部位です。

またこの視床下部は脳下垂体と呼ばれるホルモン分泌をする器官もコントロールしているという事実があります。しかし、場合によっては、ホルモン分泌をコントロールするはずの視床下部がホルモンによって影響を受ける場合もあります。

こういった場合においては、ホルモン⇒視床下部⇒自律神経 という構図が出来上がり、ホルモン分泌のバランス不調によって自律神経のバランスに影響を与えるというケースが発生します。

また、女性ホルモンは非常にデリケートなホルモンでもあります。

女性は、男性に比べて丈夫だとか、長生きだとかよく言われますが、その反面からだの仕組み上(妊娠や月経など)非常にバランスを崩しやすいという特徴も併せ持っています。

(女性はホルモンバランスを崩しやすい)=(自律神経失調症を発症しやすい)

という数式の原因はここにあります。

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