自律神経失調症の分類
自律神経失調症は症状の程度、身体症状、精神症状が強いかどうかで大別し、4つのタイプに分類することができます。
@本態性型自律神経失調症
幼少の頃から自律神経のバランスを崩しやすい体質。
心因・精神的な原因はあまり見られない。低血圧、虚弱体質など体力に自信がない人に多い自律神経失調症のタイプ。
A心身症型自律神経失調症
幼少の頃から自律神経のバランスが崩しやすい体質。
感情の変化や肉体疲労など、日常生活のストレスを無理に抑えることにより発症するケースが多いタイプで、自律神経失調症と呼ばれる人の約半数がこのタイプに当てはまると言われます。
B神経症型自律神経失調症
自律神経機能検査では異常が見られないタイプの自立神経失調症。
心理的・精神的なことが原因で発症します。自分の身体や精神の事に関して敏感な人がなりやすいといえます。
C抑うつ型自律神経失調症
ストレスの慢性的な蓄積により発症するうつ型の自律神経失調症。
抑うつ気分が身体の症状に隠れてなかなか発見できないケースが多いといえます。